新宮市長選挙!

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並河さんってどんな人?プロフィールを突っ込んで調査したよ!

並河さんってどんな人?プロフィールを突っ込んで調査しました。

 

並河哲次(なみかわ・てつじ)さんは和歌山県新宮市市議会議員です。

現在2期7年目、32歳ですね。

1期目は25歳で当選して、全国的にも注目を集めました。

そして、2017年には市長選挙に出馬表明もされていて、10月の市長選挙を控えられています。

 

 そもそも私が新宮市長選挙に興味を持ったのは

 プロフィールにも書きましたが、私が新宮市長選挙に注目したのが、全国的にもダントツに若い候補が現職と対決するということを小耳にはさんだからです。

 

また、そこから並河さんについて調べ、私が驚いたのは、

  1. 大阪出身のである並河さんが市議会議員に当選できたこと(ヨソモノ)
  2. 当時和歌山県最年少で議員になられたこと(ワカモノ)

の2点です。

日本の地域でよく言われることには、「ワカモノ、ヨソモノ、バカモノ」の3モノが地域を変える、ということがあります(並河さんがバカモノといっているわけではありませんよ!💦)。

 

ただ、そんな人材を受け入れられることができるような、柔軟性に富んだ地域はそうそうありません。やはりヨソモノに対して抵抗があったり、若い人が必然的にもたらす新しいものに対して忌避感を感じてしまう人が多いです。

それに対して、新宮市とても懐が深いといえるでしょう。また、新しいものを受け入れるだけの土壌もあるということでしょうね。

 

では、そんな新宮市市議会議員をされている並河さんとはどのような人なのでしょうか。

並河さんのプロフィールをもとに、調べてみました!

 

 並河哲次さん プロフィール

 

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新宮市議会議員 なみかわてつじより)

すごく笑顔ですね。☺

これは、事務所をリニューアルしたときに撮った写真だそうです。

 

以下は、並河さんのホームページから引用です。

 

1985年8月27日 大阪府箕面市生まれ。

  • 大阪のなかでも緑豊かな地域であり、箕面山の自然に親しみながら育つ

 2009年3月 京都大学農学部地域環境工学科を卒業。

 2009年4月 新宮市に移住。家庭教師の傍ら、有機農家で研修。

  • 米や麦などを栽培。また、それを原料にしてポン菓子屋「てつじぃのポン工房」を営む。
  • 家庭教師以外にも、新宮周辺に住む小・中・高校生を対象にした進路相談/個別指導/ディスカッションを行う「なんでも相談塾」を主宰。

 2011年4月 新宮市議会議員選挙に25歳で出馬し、当選。最年少議員となる。

  • 議会では一般質問を毎回実施。また、3ヶ月に1回のペースで活動報告書を配布。さらに、市政について自由な意見交換を行う「おしゃべり会」を3ヶ月に1回、市内4ヶ所で定期的に開催。
  • 20代の政治家として、世界経済フォーラムよりGlobal Shapersに選出され、全国各地の若手起業家等とのネットワークを得る(2013年5月)。
  • 議員活動とは別に、子ども・若者向け私設図書館「Youth Library えんがわ」を開設する(2013年8月)。

 2015年4月 新宮市議会議員選挙に再出馬し、当選。現在2期目。

  • 北村議員と会派「新宮政策研究所」を組み、代表者を務める。議案の修正案の提出などが可能となり、より積極的な議会活動を行う。
  • 「関西若手議員の会」の勉強会の主催や、「20代当選議員の会」に加入するなどネットワークを広げる。
  • 2017年10月、新宮市長選挙に出馬予定。

 

これを読んで、新宮市長選挙に出馬表明している2名の基本情報を押さえよう!にも書きましたが、並河さんのご経歴は波乱に富んでいますね。

 

「大阪で育った並河さんが京大に行く」.

ここまでは「おー、めっちゃ頭いいやん」で収まる話ですが、そこから遠く離れた和歌山県新宮にやってくるところが興味深いですね。

最近、若い人を中心に「グリーンツーリズム」や「田園回帰」が始まっているといわれていますが、その流れを汲んでおられるのでしょうか。

 

大学時代に行かれた島根県海士町は、まちおこし地域活性化で、その道では大変有名な成功事例です。東京の大手企業からIターンしてきた方や、わざわざ県外から来られた職員さんがいらっしゃるなど、とても熱い地域だといえます。中でも、有名なのは名物町長だとか^^

(町長の講演には私も伺ったことがあります!)

 

そして、大学時代にいろいろなところに旅や勉強などで訪れた後、新宮市に移住することを決められたようですね。

さまざまなところに行かれた並河さんが選ばれたということは、新宮がそれだけ魅力的だったということなのでしょう。

 

有機農業、家庭教師、ポン菓子屋、「なんでも相談塾」など、様々な分野に挑戦された後、25歳で最年少議員に当選。

え?ポン菓子屋?と思いましたが、今は生産から販売までの一連の流れをやりたい!という人が多いので、自分で栽培したものを自分で加工することに興味を持たれたとしても不思議はないな、と思い直しました。^^;

 

議員活動 

議員に当選された後は、精力的に議員活動を行っておられるようですね。

ここで、ひとつ気になったのは、

「一般質問を毎回実施」

というところです。

 

一般質問というのは、簡単に言うと「議会において個々の議員が行う質問のこと」です。対して、会派の代表者が行う「代表質問」があります。

 

それで、なぜ私がここに着目したかというと、「一般質問を毎回実施」というのをわざわざ報告しているということは、他の議員は一般質問を毎回実施はしていないということとなります。

 

そう考え、調べてみました。

すると、他の市町村の議会でも毎回一般質問を出す人と出さない人がいるみたいですね。

それについては、こちら↓

なぜ質問しない議員ばかりに?地方議会の「怠け者の楽園」ぶり | 相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記 | ダイヤモンド・オンライン

をご参照ください。

 

うーん。ここまで地方議員が質問しないとは、知らなかったですね…。こういう人がすべてではないとわかっていても、一部の人がこうして取り上げられてしまうとイメージが大幅に下がってしまいます。

 

 それに対し、毎回一般質問をしている並河さんは仕事上の義務を果たしていると言えるでしょう。

 

Global Shapers

 

次に私が着目したのは、並河さんの経歴の中でも横文字な「Global Shapers」ですね。

並河さんはここの「大阪ハブ」に所属しています(大阪ハブのページに並河さんが載っていました)。

ハブ」というのは、グローバルシェイパーズは世界各地に拠点がありますので、拠点のことを「地名+ハブ」と呼んでいるようです。

では、グローバルシェイパーズは何をしている団体なのでしょうか。

グローバルシェイパーズコミュニティーは世界経済フォーラム(通称ダボス会議)のイニシアチブのひとつで、優れた潜在能力、また実績を持ち、社会に貢献する強い意思を持つ33歳以下のメンバーで形成されるコミュニティーです。

現在、世界に350以上ものハブがあり、4,400人以上がシェイパーとして活動しています。大阪ハブは現在14名のシェイパーで構成されており、地域社会の貢献を目的とするさまざまなプロジェクトを遂行しています。

 やたら長ったらしい文章を引用してしまいました・・;

何が言いたいかざっくりまとめると、「突出した能力を持つリーダーを集めて、コミュニティをつくり、様々なプロジェクトをやろう」という感じですね。

では、 このメンバーに選ばれるのは難しいのでしょうか?

 
グローバルシェイパーズのメンバー

メンバーをざっと見たところ、「○○代表理事」「○○県議会議員」「○○創設者」「NPO法人○○代表」などの肩書を持つ面々が並んでいました。

グローバルシェイパーズには年齢規定年齢があって、33歳以下に限っていますから、かなり若い面々といえます。

これから推察するに、若いうちから何かの団体の代表や、主体的な活動をしている人、かつ情報発信・収集がうまい人がなっているようですね。

これに選ばれるには、相当に難しいのではないでしょうか。

 

 え?図書館の館長?

並河さんは私設図書館「Youth libraryえんがわ」の館長もなさっていたようです。今は引退されて、「留守番役」だそうです^^

では、ユースライブラリーえんがわとはなんでしょうか?

 

Youth Library えんがわ

 

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  (Youth Libraryえんがわ ホームページより)

ユースライブラリーえんがわとは、図書館、自習室、ゲストハウスが一緒になったオルタナティブスペースのようですね。また、コーヒースタンドも併設されているようです。

並河さんは家庭教師や塾も主催されていましたから、もともと子供の学ぶ場所には興味があったのでしょう。

 

 議員をやりながら、(一般質問もしながら)、このような取り組みができるということは、周りに協力者が相当いたということですね。

また、並河さんはインターネットでの情報発信に優れていますので、新宮市外からも協力者を募ることも可能だったのではないかと思います。

 

その他

並河さんの名前をGoogleで調べると「並河哲次 ちきりん」という候補が上がってきます。

ちきりんさんは「社会派ブロガー」であり、旅行家です。そしてちきりんさんは本も出版されており、本の著者紹介にはこのよう書かれています。

『月間200万PVのアクセス数を持ち、熱狂的なファンと、既存メディアに匹敵するほどの絶大な影響力を持つ、おばけブログ「Chikirinの日記」。』(自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記より)

 

そんなちきりんさんですが、なんと並河さんが26歳のときに対談をされて、それがちきりんさんのブログ上で9回にわたる連載になっています。

並河さんについてとても詳しく取材されていますので、ぜひぜひ!そちらをご覧になることをオススメします。

読まないと損なくらい、ちきりんさんの魅力と並河さんの考えがいっぱい詰まっていますよ。

こちらからどうぞ!

 

 まとめ

  •  並河さんは京大卒業後、新宮に移住し、新宮で様々な活動をしたあと、25歳で議員となった。
  • その後も精力的に地域で活動をし、全国的なネットワークも持っている。

 

終わりに

 いかがでしたでしょうか。

並河さんは奇想天外な経歴をお持ちでしたね。そのような「面白い」方が議員になることは少ないのではないでしょうか。

有能な人材が民間に流れると言われる現代ですが、並河さんのような方もいるのだということを忘れずにいたいですね。

 

この記事を通して、新宮市長選挙に興味を持っていただけたらとてうれしいです。参考になったという方は、シェアをお願いします!

 

以上、枝豆でした!