新宮市長選挙!

しんぐう・せんきょ2017

2017年10月に市長選挙を迎える新宮市民のための情報発信サイト

Will you go to せんきょ?

the Election on Oct. in 2017 at Shingu. Here's my recommendation

新宮市長選挙〜新宮市の観光、産業について〜

新宮市には数多くの資源があります。

何を資源と認識し、どのように活用するのか。

新宮市という街をどのような街にしたいのかが問われるのが、観光であり、また産業です。

なみかわ、田岡両候補はそれらをそれぞれどのように捉えているのかをこれから見ていこうと思います。

 

 

なみかわてつじ

新宮には熊野古道や神倉神社などの世界遺産、お燈祭り・御船祭り・くじら踊りなど伝統的な祭り、そして熊野川流域の自然があります。

これらを最大限に生かし、新宮を人気の観光地にする、と言っています。

地元産の木材を活用した景観形成と、宿泊需要に応えるために民泊をサポートし、推進するとのことです。

地元産の木材を活用することで地産地消を行い、経済を回す。

さらに、木育を行い地産地消の体質を長期的に根付かせていくのでしょう。

また、民泊をサポート・推進することで、観光客を呼び込みやすい体質を作り、観光客の消費による商店街活性化や、ひいては経済活性化を促進するということでしょう。

空き家空き店舗がたくさんある中で、これらをどのように有効活用していくのかは非常に気になるところですが、並河さんなら民泊を推進できそうですね。

 

 

田岡みちとし

数多くの文化財文化遺産、そして自然を資源と認識しているようです。

道路の延伸によって観光客の流入を増やすこと、商店街の活性化のためには各個人の創業意欲を喚起するために、空店舗対策、活性化推進施策を充実させると言っています。

文化複合施設の整備で、人の流れを商店街や中心市街地に導き、商業を活性化させるとのこと。

道路の延伸により流入を増やした時に宿泊需要をいかにして解消するのか、空店舗の対策を行うことで創業意欲がどのように高まるのかに関してはいまいちわかりませんでした。

人の流れをいかにして商店街や中心市街地に導くかは難しいですが、これからそこは聞きたいところですね。

 

農業については、遊休農地を解消し、新規就農者の増進に努め、地産地消における販売経路の拡充や鳥獣被害防止対策を推進する、とのことです。

様々な地方と呼ばれる都市に足を運んだことのある筆者ですが、どこも鳥獣被害には悩んでいました。

そういった各地方との連携や先進事例の模倣からアレンジなどを行うことは大切です。

一方で、やはり前例にないチャレンジをしなければ、今なお鳥獣被害に苦しむ地方のロールモデルとはなり得ないでしょう。

そこについて、より独自性のある解決策に期待したいです。

 

林業については、木質バイオマス発電企業の誘致により、木材産業の活性化を実現するとのことです。

木質バイオマス発電企業・・?

 

木質バイオマス発電とは

木質バイオマス発電とは、木質バイオマスを燃やしてタービンを回して発電する仕組みを指します。

 発電方法は、製材端材や木質チップを直接燃焼させて、発電させる「蒸気タービン方式」と、木質バイオマスをガス化して、燃焼させる「ガス化-エンジン(ガスタービン)方式」に分かれます。

(引用:一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会

 

つまり、木材を使って発電するということですね。

そこに木材の需要が生まれるからとのことですが、木材の持つ良さを上手に生かすというより、木材の需要をうむことを目的としているように感じます。

これが正しい木材の使い方か否かは、新宮市民の投票によって決まるわけですね。

 

 

雑感

どちらも地元にある自然資源を活用していくという点では一致しているようです。

ただ、それをどの用に使っていくのかに関しては異なる視点で語っているように見えました。

どちらがいいのかは、各有権者が判断することですが、いかにこの街を、そこにある自然を、住む人を持続させていくのかというのは一つ大きな鍵となるでしょう。

新宮市長選挙〜新宮市の教育について〜

街の活性化にはこれから新宮の未来を担う若者をどれだけ育てられるかという部分が必要になってくるように思います。

特に、新宮は地元であることを大切にしているのであれば、地元から未来を担う若者をしっかりと育てていかなければなりません。

そこで今回は、両候補の教育についての考え方を見ていきたいと思います。

 

 

なみかわてつじ

まず、並河さんは学習支援にITツールを導入するとしていますね。

ITツールの導入は、場所という概念を取り払い、無限の可能性に満ちています。

それを導入することで、どこにいても質の高い学習をすることが可能です。

他の都市から離れた新宮だからこそ、なおさら取り入れる必要性を感じます。

 

また、新宮子ども基金を新設すると言っています。

これの原資は、市長退職金の1000万円だそうです。

田岡市長がいらないと言っていたにも関わらず復活させた退職金を、自分が受け取る代わりに新宮の未来を担う子どもたちに投資したいということでしょう。

その投資の具体的な使い道としてスポーツ支援や中高生の放課後の居場所づくり、姉妹都市サンタクルーズへの留学支援等としています。

姉妹都市サンタクルーズに関しては過去の記事でも紹介したように、ITの先進地ですね。ITの導入との相乗効果がありそうですね。

などなど、妄想を膨らませてしまいます。

また、ふるさと納税も活用して基金を作るとのことです。

若者に投資をすることで街が良くなることをわかっているからこその、未来を見据えた政策ですね。

 

 

田岡みちとし

一方、田岡さんは「生きる力」の育成を図ると言っています。

学校教育で、一人一人の能力を尊重した指導により学力の向上も図る、とのことです。

さらに、いじめや不登校問題も学校・家庭・地域が一体となり取り組み、一人一人を大切にする教育活動を推進するとのことです。

全て大切なことですね。

ですが、おそらくどこの自治体でも同じようなことを言っていて、それが実現されていないのが現実だと思います。

この方針に対してどのような具体的なアクションをとるのかということが大事なんですよね。

こうした教育方針での、ロールモデルになるためにはやはり他の地域と違う差異性を産む必要があって、それを提示できて初めて意味があるような気がします。

なので、これから先はそこを見ていきたいところですね。

 

 

雑感

両者ともにいいことは言っています。

しかし、新宮のような街が地方創生していくためには、他の地域と違う政策を打ち出し実行していくことが必要です。

確かに短期的には結果が出ないかもしれませんが、長期的に取り組み、まちづくりをしていく必要があるような気がします。

それが消滅可能性都市としてできるであろうことではないでしょうか。

などとふと思いました。

短期的にどうありたくて、長期的にどうありたいのか。

そのビジョンをしっかりと持っている人がリーダーとしてその街を引っ張っていく必要がある気がしますね。

教育という最大の投資をどう捉えるのか、候補者間で差異が現れて面白いですね。

最終日、両陣営の動き方は?

いよいよ、選挙戦最終日です!

 

本日まで、なみかわ、田岡両候補お疲れさまでした!

 

さて、最終日どのように動いていくのでしょうか?

 

 

なみかわてつじ

並河さんの最終日の動きはどうなっているのでしょうか。

詳しいことはわかりませんが、どうやら18時から新宮を歩いて回るそうです。(参照:「なみかわてつじと歩こう〜選挙戦最後の大パレードとマイク納め〜」)

18時になみかわてつじ事務所スタートとあります。

19:45からマイク納めをするとのことなので、1時間45分。

・・・1時間45分!?

結構歩くんですね。

歩いているだけなら途中参加/離脱もできるのではないでしょうか。

19:45からのマイク納めは、どうやら事務所前で演説?をするようです。

公職選挙法では、20時にはマイクを置かなければならないので、15分ほど話すのでしょうか。

雨は降っていますが、お時間ある方は参加してみてもいいかもしれません。

 

 

田岡みちとし

田岡さんの最終日の動きはどのようになっているのでしょうか。

地元の方によると、どうやら田岡さんはマイク納めはしないようです。

どのように締めるのかとても気になるところですね。

詳しいことを知っている方がいましたら、連絡いただけると嬉しいです。

 

 

雑感

並河さんは最後の締めるところまで市民に広く開放しているような印象を受けました。

まさに、ブラックボックスをオープンにしていく、といった政策に近しい部分がありますね。

当選したら実現して欲しいところです。

田岡さんは、最後の最後まで見えなかった印象があります。

しかし、街頭演説にはたくさんの人が外に出て見に来ていた印象があります。

 

最後の最後までどちらが勝つかわかりませんが、どちらが市長になっても新宮をよくして欲しいものですね。

 

台風も近付いておりますので、お早めの投票をオススメします。

新宮市長選挙〜新宮市の防災について〜

6年前に大きな天災を受けた和歌山県新宮市

そして、今後も恐らくその災いから逃れることはできないでしょう。

その中で、どのように防災対策をとっていくのかというのは、このまち、そしてこのまちに住む人が続いていくためにとても重要な争点になってきます。

さて、両候補がどのように考えているのかを見ていきましょう!

 

なみかわてつじ

並河さんは、

地震に対して、

(1)「耐震ベッド」の開発・普及

津波に対しては、

(2)きめ細やかな津波避難計画を作成する

(3)確実な情報伝達体制を作る

とのことです。

 

(1)「耐震ベッド」の開発・普及

これは、リスクの高い就寝中の被災から守り、安全を確保するということです。

これ、面白いなと個人的に思いました!

初めて聞くパターンだったので。実際どのようなものになっていくのか、幾ばくかの期待を抱いているところです。

(2)きめ細やかな津波避難計画を作成する

これに関しては、高齢の方や障害のある方の避難も考慮した計画になるそうです。

いまいち具体性には欠けますが、新宮の災害史から得られる教訓を活かしながら減災に取り組むことは大切ですね。

(3)確実な情報伝達体制を作る

衛星携帯電話など連絡を取れるようにすることの大切さを、これまでの災害史で学んできたことを活かすとのことです。

具体的にどういうことなのかについてはこれ以上はあまり言及がありませんでした。

 

 

田岡みちとし

南海トラフへの危機感から防災・減災への関心は高いです。

そこで、具体的には、

(1)住宅・公共施設の耐震化の促進、(2)安全な避難所の整備、(3)災害備蓄の充実

に努めるそうです。

また、近年の大型台風や集中豪雨による風水害にも対応するため、

(4)河川監視カメラの適切な運用、(5)市内全域での早期の避難所開設、(6)地域防災力向上

に取り組むとのことです。

 

(1)住宅・公共施設の耐震化の促進

こちらは、ほんとうに大切ですよね。

そもそも家が潰れたりしてしまってはダメですからね。

しっかりやってほしいところです。

(2)安全な避難所の整備

避難所が危険では避難できていないに等しいので、ぜひこちらも強く進めてほしいものです。

(3)災害備蓄の充実

いざ、災害にあった時のことを考えると備蓄はしっかりと充実させておいた方がいいですよね。

それを広めていくことは大事だと思います。

(4)河川監視カメラの適切な運用

河川監視カメラってあれですかね、河川の水量を監視するためにあるカメラですかね?

適切な運用って、現在どのように使われているのでしょう。

気になりますね。もちろん適切に運用していただきたいものです。

(5)市内全域での早期の避難所開設

こちら国・県等との連携を図り、早めの避難を啓発し自主避難者を受け入れるため市内全域での開設を目指しているそうです。

避難は早めにするに越したことはないですね。

(6)地域防災力向上

地域住民への防災知識の啓発や訓練の実施、小中学校との連携による防災教育の充実を図り、自助・共助の取り組みも推進していくとのことです。

防災の知識ってなかなか簡単につかないですし、知ってるようで知らないことも多いですからね。

そういうことを啓発してくれたり、教育の充実をするというのは地域防災力を高めていく上でとても大切なことです。

 

 

雑感

両者共に具体性には欠けるもの、いいことは言ってますね。

問題は、これらをどう実現していくかということだと思います。

本日、選挙戦最終日ですが、どこかで候補者に会ったら質問してみてもいいかもしれませんね!

新宮市長選挙〜新宮市の財政について〜

消滅可能性都市でもある新宮市が再起を果たすためには、地方創成としての財政健全化や経済的自立が必要になってきます。

そうした中で、今回は特に新宮市の財政について、両候補がこれからどのように対策を講じるのかについて見ていきましょう!

(紹介の順番は届出順です)

 

なみかわてつじ(32)

現在の新宮市の財政状況をどのように見ているのでしょうか。

並河さんは、「立派な市役所は建ったが、8年間で市の借金は普通会計で1.5倍になり、基金(市の貯金)を毎年取り崩さなければならない状況」と見ているそうです。

それに対して、

(1)向こう15年間の財政計画の作成、(2)外部評価制度の導入、(3)民間出身者の中途採用、(4)新たな資金調達

の4点を訴えています。

 

(1)向こう15年間の財政計画の作成

これまでのようなその場凌ぎではなく、向こう15年間の財政計画をしっかりと立て、遂行していくということでしょう。

逆に、街を支える財政計画がこれまでなかったことがびっくりですね。

(2)外部評価制度の導入

市の仕事の成果を年1回市民や外部専門家の視点から評価する仕組みを導入します、とのことです。

こちらも、今までなかったのかという感じです。

外部の評価制度がないと、実態がどうなっているかわからないですからね。

これは導入した方がいいような気がします。

(3)民間出身者の中途採用

コスト意識を持った行政運営を行っていける体質に改善していくとのことです。

民間出身者は、いかにコストを削減して運営していくかという意識がとても強いですよね。

しかし、行政運営にはそういった体質がないのが現状で、そこを民間と行政という壁を取っ払い、改善していくというのは運営していくには大切ですね。

(4)新たな資金調達

ふるさと納税やインターネットを活用した新たな資金調達を行うとのことです。

ふるさと納税で最大額を納めた大阪の泉佐野市の市長も当選時は38歳でしたね。

 

 

田岡みちとし(56)

「現在、総合計画の特進プロジェクトである学校編成や新庁舎整備、台風12号災害への対応、土地開発公社の清算など優先度の高い事業への取り組みも影響し、財政的な自由度が小さい状況であり、また、今後も人口減少等の影響から、厳しい財政状況が予想されます」と熊野新聞のインタビューで述べております。

つまり、他に優先度の高い事業への取り組み等の中で財政的自由が制限されているとのことですね。

そういった制限の中でも、

(1)財政シミュレーションを作成して長期的な見通しのもと、企業誘致による歳入確保に努めること

(2)目標を定めた経常経費削減などの行財政改革を徹底する

(3)事業の厳しい選択、年度間の平準化、事業費の圧縮等の取り組みにより公債費負担を軽減する

といった形で安定的かつ健全な財政位運営を継続するための取り組みを行うとのことです。

 

(1)財政シミュレーションを作成して長期的な見通しのもと、企業誘致による歳入確保に努める

こちら長期的な見通しを作成し、歳入確保に努めるというのはいいですよね。

ですが、これまで財政シミュレーションも作成されていて、それでも税収一つとっても十億円単位で差があることもあります。

そのような現状をいかに改善していくのか、またそのシミュレーションが見えない状況になっているものを可視化していくのかなども伝えていけるといいのかもしれません。(議員への説明はあるとのことですが、一般には公開されていないようです)

(2)目標を定めた経常経費削減などの行財政改革を徹底する

目標を定めた経常経費削減などのような行財政改革を行うことは大事です。

(3)事業の厳しい選択、年度間の平準化、事業費の圧縮等の取り組みにより公債費負担を軽減する

事業の厳しい選択によって無駄を省き、公債費負担を軽減することは大事ですね。

 

 

雑感

どちらも長期的なビジョンを描き、コストを削減していくという話でした。

その中でも、やはり並河さんの方が、具体的に民間出身者の中途採用や外部評価制度など、持続的な制度を築いているように感じました。

どちらもどれくらい実現できるのかというところが鍵になってくるような気がしました。

新宮市長選挙〜新宮市の人口減少について〜

3日後に迫った新宮市長選挙。

それぞれの候補者は市長になったらどんなことをしようとしているのか。

それぞれ見ていきたいと思います!

今回は、人口減少についてです!

(紹介の順番は届出順です)

 

なみかわてつじ(32)

まず、並河さんは人口減少に対してどのように対策をとられるのでしょうか。

"「人が育ち、帰ってこられるまち」を作り、将来的な人口の安定を目指す。"と言っています。

そのために若年層に向けては仕事を作り、子育てを応援する仕組みを作るみたいです。

また、都会にいる新宮出身の中高年層に対しては、「年をとっても暮らしやすいまち」をアピールしていくそうです。

ここまでだとまだぼんやりしていて、よくわからないですね。

今回は若年層に向けた取り組みを、もう少し具体的に見ていきましょう!

 

・仕事づくり

これまでの企業誘致だけでなく、ITの先進地である姉妹都市サンタクルーズ市との連携を通じて、新たな仕事を生み出すと言っています。

若年層に対しての仕事づくりとして、IT系の仕事を生み出そうとしているのでしょう。

確かに並河さんと言えば、FacebookTwitterInstagramなど様々なSNSを活用して発信されているので、そういう意味では

サンタクルーズ市と言えば、シリコンバレーのお膝元で、起業支援をしていたりする街です。(参照:サンタクルーズ市起業支援

また、ITの力で犯罪発生件数が減ったとか。

姉妹都市のことは全然知らなかったですけど、意外とすごいですね。

確かにこれを活用しない手はないです!

子育て支援

子どもが急に熱を出した際に、病気の子どもを預かってもらえる病児保育制度を導入するそうです。

共働きの方で子どもが熱出したりしたら仕事に行けず大変ですもんね。

そうなるとやはり病児保育制度は導入するというのはいい政策だと思います。

確かに、並河さんはこれまでファミリーサポートセンターの立ち上げにも尽力されましたし、そう考えると病児保育制度導入にも力を尽くしてくれそうです!

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田岡みちとし(56)

並河さんの考えは上記で見た通りでした!

それでは、田岡さんはどう考えているのでしょうか。

"雇用の確保や子育て環境整備充実などあらゆる面から人口減少の抑止に取り組んでいる"と言っています。

こちらももう少し具体的に見ていきましょう!

 

・雇用の確保

若者が進学などにより、一旦地元を離れると、そのまま都会で就職する流れとなっている現状があります。

そこから、少しでも多くの若者に住み慣れた地元に戻っていただき、夢と希望を持ち障害住み続けてもらえるようにしたいそうです。

若者の受け皿となる安定した雇用の場の確保をはじめ、若者にとって魅力のあるまちづくりをしていくとのことです。

もっと具体的な情報を、と思い調べたのですが、こちらの田岡みちとし後援会が発行したパンフレットの右の面に「安定した雇用を生み出すまち」と書いてある以上に具体的な政策は見当たりませんでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/shingu_go_vote/20170912/20170912161646.png

・子育て環境の充実

ファミリーサポートセンターの充実に加え、病児保育の設置を進めるそうです。

病児保育は並河さんと同じですね!

ファミリーサポートセンターの充実に関しても、記載がないという状況でした。

 

 

雑感

少し厳しいことを言うと、若者世代と中高年世代とでは、年齢以上に価値観が違うと思いますが、田岡さんは若者にとっての魅力というのをどれだけ的確に把握できるのかと疑念を抱きます。

今の時代を見ると、若者への発信はSNSやホームページなどが主流のはずです。

ホームページすらない方(田岡みちとし ホームページ - Google 検索)が、若者(に限らず市民)にどのようにアプローチをしていくのか、とても気になるところです。(並河さんホームページ

 

投票日は本日合わせて残り3日ですね。

みなさん、投票に行きましょう!

週末には台風も来るみたいなので、早めに行ってもいいかもしれませんね!

 

参照

熊野新聞、紀南新聞、Facebook

政治ウォッチャーが並河さんの考える新宮市の「課題と施策」について考察してみたよ

 政治ウォッチャーが並河さんの考える「新宮市の課題と施策」を考察してみた。

 

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どうも、枝豆です。

今回は並河さんの考える課題と施策をチェック!

では、いきましょー!

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 めっちゃシワシワな上に汚れがところどころあって申し訳ない…汚いですね、すみません(´・ω・`)

これは、並河さんの9月座談会で配られた資料です。

運良く手に入れることができました(ご協力してくださった方、ありがとうございました☺)。

 では、見ていきましょー!

 

並河さんの考える課題と政策案

 

並河さんは「人が育ち、帰ってこられるまち」というキャッチフレーズを立てていますね。

このあと、6つに分類した分野を並べています。

 これがそれぞれ、並河さんの考える新宮市の課題に応じた対策だと考えていいでしょう。

まとめたものが以下です。

 

地域活性化

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  •  民泊新法を活用、宿泊数を増加
  • 新しい仕事づくりをサポートする「新宮ベンチャースクール」を開設

いい意味でハヤリの施策だな、と思いました。

今、地域を活性化させようという元気な自治体がこぞって取り組んでいる「ベンチャースクール」等の起業についての学校の設立や、「民泊の新法の波に乗れるか」どうかに賭けている自治体もありますし。

新宮はUターンの人も多く、28.3%いらっしゃいます(生まれてからずっと住んでいる人は26.9%)*1し、新しいものが入ってきやすい土地柄かなと思いますので、むしろこういうものがこれまでなかったことが驚きですね

 
子育て支援

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子供医療費無料のお金を確保?どういうこと?となりますよね。

これは、現在の新宮市の子供医療費無料化は「過疎債」で賄われているところからきているようです。

過疎債とはなんでしょうか。

 

 

過疎債とは「過疎地域自立促進特別措置法に基づき、発行される地方債」のことです。そして、過疎債を借り入れると、地方自治体の負担は3割で、残りの7割を国が負担してくれます。つまり、めっちゃお得な借金のことです

しかし、借金には変わりありません。そして、期限付きです。過疎法の法期限は2020年までですので、タイムリミットがあります

これを借り続けると、少しずつですが確実に新宮市の借金は増えていきます。

 

話を戻すと、並河さんがやりたいことは、この過疎債を借り入れずに、子供医療費の財源を確保したいということでしょうね。

 

 

高齢者支援
  •  交通政策プロジェクトの立ち上げ
  • 医療センターの経営改善と医師確保を推進

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高齢者の方を支援するにあたって、「アシ」というのは重要です。

高齢者の方は足腰も悪くなっている場合が多いですし、運転免許も返納することを推奨されています。

そして地方の最もネックなところのひとつは公共交通機関が脆弱なところですね。

地方出身の方がいう「クルマ」と都会で育った方がいう「クルマ」はまるで意味が違います。大きく言うと、前者は「アシ」ですし、後者は「嗜好品」とされることが多いのではないでしょうか。これも、公共交通機関が地方において発達していないからこその差ですね。

この点をカバーする施策は大変重要です。

 

防災・減災
  •  耐震ベッドの購入補助
  • 各地域に合わせたきめ細やかな避難計画の作成

耐震ベッドとは、みなさんご存知でしょうか。

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県民の友3月号|和歌山県ホームページより)

こちらですね。睡眠時に地震が起きた際、家屋の倒壊や物から体を守ってくれるベッドです。私は知らなかったです^^;

和歌山県が県として力を入れているようなので、広報誌を読んでいらっしゃる方はご存知でしょうね。

しかし、こちらのお値段を調べてみると、ひとつ当たり30万円ほどかかります。高い!このお金を補助しようとのことですね。

 

教育
  •  ITツールを用いた教育支援
  • 子供のチャレンジを応援、交換留学を推進

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これは大学生についてよく言われることなのですが、地方と都会の大学生の最も大きな格差は、外国に行ける機会があるかないかなんですね。

これは地方と都会の違いそのものに直結していて、地方の子供たちが海外に行きづらいというのは、やはりあるのではないかと思います。

ここをサポートすることで、地域間格差をも縮めて子供たちに平等なチャンスを与えることができるのではないかと思いました。

 

市役所改革
  •  これ以上借金を増やさない。長期財政ビジョンを作成する
  • 無駄遣いをなくし、お金を有効に使う。外部評価を導入する

 …外部評価の導入

えっ。。。これまで外部評価のシステムがなかったの。。。

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これは笑い事じゃないことを通り越して笑い事ですね。

外部評価は現在の自治体が当たり前のように行っていることのひとつです。だいたいは第三者、例えばNPO法人などに委託して行っています。

外部評価がないとなると内部評価に頼りきりになってしまいますので、市の政策の方向性が偏ってしまう可能性が大いにあります。

これは並河さんじゃなくても実行して欲しいです。

 

考察

良いと思ったところ

  並河さんの施策案の特徴としては、実現可能性が高いことでしょう。

あと、具体的ですね。この二点は評価ポイントです。

そして、コストパフォーマンスをめちゃくちゃ重視されているのではないでしょうか。

例を挙げると、民泊については最たるものですね。地域にもともとある資源を活用しまくることに躊躇いませんね!(笑)

新しく宿泊施設を作るよりは、格段に安上がりですし、

「民家に泊まってその土地の人と交流したい」という旅行者のニーズに合わせてきましたね。

私的には、民泊新法に目をつけて実行しようとしていらっしゃるのは、さすがだなぁと思いました。目の付け所が優れていますね(何様)。

 

問題点

 しかし、田岡さんの政策と比べたら、全体的に派手さに欠けるかな、というのが少し思うところです。はっきりいって地味です。

これも、民泊新法が良い例ですね。コスパもいいし、観光客の方も新宮市がバックにあるということで安心して宿泊できるなどメリットも多数です。新宮市の現在の財政状況では、これくらいのコストパフォーマンスの政策が妥当だとは思います。

一方で、聞いた時のインパクトは小さいし、メリットも伝わりにくいかもしれません。

目の付け所はとても優れているので、ここさえ解決されればいいのかなと。

なんとなくですが、並河さんは実業家になっても成功していそうだなあと感じました。

 

全体的には

 全体的には、網羅的に施策を考えておられるようですし、なにより新しいなと思いました。

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ITやネットなどの新しいことを導入することに躊躇いがないのは素晴らしいと思います(同時に「新しいこと」にはリスクも付きまといますが)。

もしも、並河さんが市長になって、これらの施策を実現することができたら、新宮市はこれからも注目していきたい地域の一つになることは間違いないですね。

 

以上、枝豆でした!